「個人経営店」や「工務店」よりも「大手リフォーム会社」の工事費が高い!というアホな理由について。

リフォームのコンサルティングをしている中で、
工務店の工事費が安く、大手リフォーム会社の工事費が高いという、何とももっともらしいアホな説明を真に受けている人々の多さに愕然とします。

私が建設会社を辞め、大手リフォーム会社に入った⒖年ほど前には、大手リフォーム会社は下請に掛かった工事費に自分達の利益や経費を載せているので工事費が高いと、
まことしやかに言われており、かく言う私も、恥ずかしながらそんなものかと思っておりました。

しかし、今はどうか?は別として、当時の定価制のシステム(新築そっくりさん)は素晴らしい物と感心したのを覚えています。

私は仕事柄リフォーム関係の検索を行うので、リフォーム関係のサイトの広告がしょっちゅう出てきます。
(しょっちゅう出てくるのが、塗装業界をリフォーム業界全体にあてはめている、リフォームの赤〇・青〇?)

それらのサイトの言い分は大体こういうことだと思います。

例えば、
たまに仕事を直接請け負う、塗装の職人さん:【職人の個人店】とし、

工務店のように、職人を数人雇っていて事務員もおり、社長自身も職人をこなすような会社:【工事店】と呼び、

社員の中には職人が存在せず、広告を出し集客をして【工事店】に仕事を発注する:【リフォーム営業会社】と表現しています。

【職人の個人店】は、材料費と人件費のみが工事費となる。

【工事店】は、【職人の個人店】に仕事を頼み【職人の個人店】の費用に、工事店の経費の⒖%か乗っかった金額が工事費となる。

【リフォーム営業会社】は【工事店】に仕事を発注し【工事店】の工事費に30~40%の経費を載せて工事費としている。

解りやすく表現すると、
【職人の個人店】の工事費を100万円とすると、
【工事店】は、経費⒖%を載せるので工事費は115万円。
【リフォーム営業会社】は115万円に40%の経費が載るので
工事費はなんと、161万円です。

「リフォームの値段は依頼先によって大きく変わる、
もし【リフォーム営業会社】での見積りが161万円ならば、
【工事店】では46万円も安くできるのですよ」という説明です。

これを書いた方が、自分も【リフォーム営業会社】に居たからからくりは良く知っているとのことです。

確かに、現在の塗装業界においては、この説明の様な【リフォーム営業会社】は存在していて、
全国各地に加盟店が居るのでということで全国から集客をしておいて、お客様がついてから塗装の業者(工事店)を探していることが多いようで、
私の会社にも近所で仕事があるがやりませんか?というFAXがしょっちゅう入ります。

業者の名前は出しませんが、皆様も気を付けてください。

話を戻しますが、

先ほどの工事費の計算の話の中の【リフォーム営業会社】の事を、
【大手リフォーム会社】(住友不動産・三井・ダイワ・ミサワ・住友林業等々)と勘違いしている方が多い(あえて勘違いさせている)ようです。

何が違うのかというと、【大手リフォーム会社】の場合、
確かに経費を40%程度載せるのですが、建材ですとか設備機器とかの仕入れ値が、大量に仕入れる条件で、【工事店】などの仕入れ値の半値以下
(キッチン・UB等)になる物も有るくらいです。

職人さんの経費についても、営業しなくとも仕事が回ってくるという条件で、同じく【工事店】での工事費より安くなっています。
(詳しい内容は、私の著書を参考にして下さい。)

この話を分かりやすく表現すると、
【職人の個人店】の工事費
(材料:70万円 工賃:30万円)100万円
【工事店】の工事費
(材料:60万円 工賃:30万円 経費⒖%)約104万円
【リフォーム営業会社】
(【工事店】の施工費+経費)約145万円

【大手リフォーム会社】
(材料:40万円 工賃:25万円 経費40%)91万円

この様に、【職人の個人店】より【大手リフォーム会社】の方が、
経費を40%程度乗せても安くなるのです。

しかし、リフォームの工事の内容は多岐にわたるので、全ての項目について【大手リフォーム会社】が安くなるわけでもありません。
ここが面白い所でもあるのです。

実際、お客様の味方を装い【大手リフォーム会社】は経費を40%もとっているから高いと当然のようにフェイクニュースを流しているやからも多いようです。

塗装業界ではびこっている、ここで言う【リフォーム営業会社】的な
悪質な会社が、リフォーム工事全般を対象に活動しています。

塗装業界でも大手(菊水・エスケー化研等)は、材料費(自分の会社で作っているのでどこよりも安いはず)も下請けの工賃も安く行えるので、経費を乗せても工事費が安くなっています。

皆さん、まことしやかなフェイクニュースには、
くれぐれも騙されないように注意して下さい。

そして、正しく業者を選ぶようにしましょう。

シェア

関連ブログ

TOPへ