大規模リフォームに向く建物、向かない建物。

住宅の構造は、木造だけではありません。

それぞれの構造の特徴について考えていきましょう。

■鉄筋コンクリート造、ツーバイフォーの場合。

これらの建物の壁や窓(出入り口)の位置や大きさは、変えられない場合が多いと言えます。
というのも、建物の構造を、壁で持たせている場合が多いからです。

鉄筋コンクリート造の場合は、壁の間仕切りが木などの場合であれば、
壁を自由に撤去することができますが、
その壁が『構造体の壁の場合』は、移動や撤去することが出来ません。

既存の壁に制約を受ける構造のため、その建物の構造を把握できない場合、
大規模リフォームではなく、『内装や外装、キッチンやお風呂などの水回りの取り換えなどのリフォーム』に限定される場合が多い建物です。

しっかりメンテナンスされてきた建物であれば、
強度的にはしっかりしているはずです。

サッシや出入り口位置も、『構造体の開口の大きさが変わらなければ』
最新のものに取り換えることが可能です。

鉄筋コンクリート造の建物で増築する場合は、エキスパンション・ジョイントが必要になるため、『部屋を増やす計画』なら良いかもしれませんが、『部屋を広くする増築』はお勧めできません。

ツーバイフォーの場合は、構成している材料は木製なので、
構造計算の根拠さえ有れば、窓の位置や大きさの変更などは可能です。

その場合は、構造計算や、それに則した施工ができる業者でなければ、
工事をまかせるわけにはいかないでしょう。

■鉄骨造の場合。

強度的に強い鉄骨を使用して、柱の間隔(スパン)を広くできる構造です。
大きく分けると、重量鉄骨造と、軽量鉄骨造に分けられます。

・重量鉄骨増の場合。
壁の間仕切りは木造の場合が多いので、その場合、
自由に壁を撤去することは可能です。
壁の間仕切りが鉄骨で出来ている場合でも、構造体でなければ撤去することは可能ですが、木造の様に簡単に撤去はできません。
大胆な間取り変更や、窓の位置や出入り口(玄関も)の変更なんてことも可能な場合が多い建物です。
ただし、床がコンクリートでできている場合には、お風呂やキッチンなどの位置変更は給排水の配管の位置変更が大変になるので、
あまりお勧めできません。

・軽量鉄骨増の場合。
壁の間仕切りは木造の場合が多く、その場合は、自由に間仕切り壁の位置変更は可能です。
窓の位置や出入り口(玄関も)の変更も可能です。
お風呂やキッチンなどの位置変更も、床が木組の場合がほとんどなので、排水等の勾配が取れるなどの条件を満たせば可能となります。
しかし、注意しなければいけないのが、間仕切り壁の中に、鉄骨の柱がある場合です。
その鉄骨柱の移動は、ほぼ不可能なので、事前調査をしっかり行わないで工事を始めてしまうと、
『リビングの真ん中に柱がある』なんていうとんでもない結果になってしまう可能性もあります。
床下調査により、柱の位置を確認できる場合もあります。

■木造の場合。

木造住宅の場合、間仕切りや窓の位置・大きさを変更したい時に重要なのは、柱がどこにあるかとその柱が構造的にどのような役割を担っているかを見極める事です。

二階建ての場合は、一階の柱がどのように二階を支えているかによって、
その柱を撤去しても良いかどうかが決まってきます。

お風呂やキッチンなどの位置変更も木造住宅であれば、
排水等の勾配が取れるなどの条件を満たせば可能となります。

ここで注意が必要なのは、『お風呂の壁の下地』にコンクリートブロックやコンクリートが使われていないかの確認が重要になってきます。

お風呂を新しくするにも、規格のユニットバスが収まらなかったり、
お風呂の位置を変更する場合にも障害になってきます。

何事も事前調査は重要なのです。

では、どのように事前調査を行えばよいのでしょうか?

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