己を知らないで行うリフォームの怖さ。その1

リフォームの相談を受けた時に、

相談された方に「家の広さは何坪ですか?」と尋ねたときに正確にこたえられない人が多い。

というか、正確にこたえられる人はほとんどいません。

普段生活するにあたっては済んでいる家の広さを知っていてもあまり意味は有りませんので仕方ありません。

しかし、いざ、リフォームを計画した時に、家の(各部屋の)広さが正確にわかっていないということは問題外です。

「見積り」は、基本的には「量り売り」です。

お客様がある物をどれくらい買うかで、金額が決まります。

例えば、「部屋のクロスを○○㎡張り替えるからいくらです」

ということです。

その時に、部屋の大きさ(部屋のクロスの㎡数)が解っていないのに契約している人たちのなんと多い事か?

皆さん、業者を信じているようですが、

キログラム数百円のお肉を買うときは何グラムあるかを必ず確認する人が、

坪単価が50万円を超えるリフォームの契約をするときでさえ、業者がだしてきた図面だけをを信じて契約しているのです。

理由は、「私では良く解らないからこの業者を信じる」なのでしょうか?

悪徳業者でなくても、

故意ではなくても間違えることも有ります。

しかし、数量が少ない場合はともかく、

例え契約した数量が多かったとしても、

それを契約後にお客様に報告する業者は少ない事でしょう。

知らぬが仏でしょうか。