土留めの石積改修工事

調査結果 【リフォーム住宅ドクター】の概略

1,調査結果

積まれていた石積が、過去の設備工事等により崩れてしまっている状態である。
隣にかなりの数のプロパンガスのボンベが設置されているが、床面はいつ崩れても不思議ではない状況であり鎖で壁面につながれて固定されている状態で、もし、床が崩れてしまえば滑り落ちてしまうであろう。
全面は車両の通路でもあり、通路側に土留めを広げることは最小限に抑えたい。

2,改修工事の内容

車両の通路幅を確保したうえでコンクリートの擁壁を設置するには、土留めを行う必要があり既存の石積を撤去する必要がある。
検討した結果、既存の石積の積みなおしと最小限の石の撤去を行ったうえで、新たに石積の土留めを行うことで施主のご了解を得ることができました。
施工していくと既存のマンホールが出現しましたが、損傷は認められずラッキーでした。
今回の工事で発見されなければ、いつか壊されていたことでしょう。
不足気味であったプロパンガスも、安心して8本設置できるようになりました。
石積工事の完成後、タキロンの壁の改修工事が追加発注されました。

調査時の写真


施工写真

After

発見された運の良いマンホール

4本では不足気味であったガスボンベも、安心して8本を置くことができるようになりました。