皆様が、なぜ『建て替え』を検討しているのか?
そこには様々な理由があるでしょう。
例えば、
・地震が怖い。
・家が老朽化している。
・子供が大きくなって、部屋数が足りなくなった。
・定年を迎え、この先夫婦で暮らしていくのに、寒くて暗い家を、明るく暖かい家にしたい。
・今までアパート暮らしをしていたが、実家に戻って二世帯、三世帯住宅としたい。
・今の家のデザインが気に入らない。
・道路の拡張があり、家が道路にかかってしまった。
・今、二世帯同居をしているが、お互いの生活を考え、完全二世帯としたい。
・家が傾いている。
など、さまざまな理由があると思われます。
では、なぜ『リフォームではなく建て替え』なのでしょうか?
その理由は何でしょう。
例えば、
・地震に強い建物にしたいけどリフォームじゃ無理。
・もうボロボロで、とてもリフォームだけじゃ無理なような気がする。
・今の家の間取りが古くて、使いずらいから。
・家が狭いから二世帯住宅は無理。
・広すぎて寒いから。
・とにかく、新築がいい。
など、こちらも色々な理由があるでしょう。
ところで、あなたはリフォームについて何をご存知でしょうか?
リフォームで出来る事についてご説明していきますと、
・間取りの変更。
・キッチンやお風呂等の水回りの移動。
・階段の位置の移動。
・窓や出入り口等の移動。
・電気設備の変更、移動。
・内装の一新。
・外装の一新。
など、構造的に無理がある事や、法的に問題が有る事以外は可能なのです。
例えば、無理な柱の撤去や、法的な制限を超える増築、3階建てに増築することなどが該当します。
また、マンションリフォームや、鉄筋コンクリート造の場合などで、
構造的な制約を受ける場合も有ります。
ここまでの内容のリフォームは、昔から行われてきたものです。
棟梁や工務店で盛んに行われてきたもので、新築とは違っていわゆるお色直し
で、『建物の強さ』については『経験と勘に頼ったもの』でした。
しかし、平成七年におきた阪神・淡路大震災において、
『昭和五六年の建築基準法の改定前の建物』に大きな被害が報告されました。
その事によって、『住宅の耐震化』が叫ばれるようになり、
『大手企業がリフォームに参入』するようになりました。
新築しなくても『リフォームで耐震補強が出来る』ようになったのです。
『リフォームに革命』が起こりました。
耐震補強をする事により、
『多くの命を救う』事が出来るようになったのです。
今までは、お色直し的な工事しか行われなかったリフォームで、
耐震補強ができるようになったことにより、
見た目だけではなく、『構造的にも新築と変わらないリフォーム』を
実現出来るようになったのです。
材料的には問題が無いにもかかわらず、技術が伴わない為に
解体しなければならなかった建物が、
『リフォームでよみがえる事が出来る』ようになりました。
しかし、40年以上も経った材木に、価値なんて有るのでしょうか?